週前半は小動きが続きましたが日銀総裁の発言で大きく円が売られ136円台で取引を終えています。
それでは振り返って参りましょう
4/24 (Mon)
東京午後、ウンシュ・ベルギー中銀総裁の「政策金利が4%に達しても驚かない」との発言にも当初反応は薄かったものの、欧州時間に入り、独経済指標の上振れやECB高官による追加利上げ支持発言が相次ぐなか欧州金利は上昇、結果的にターミナルレートの織り込みは3.92%前後まで進みました。欧州金利高を受けユーロは全面高となり、ユーロドルは1.10ドル台半ばまで続伸、ポンドドルはユーロドルにつれ1.2480ドル台まで上昇し、5営業日続伸で取引を終えています。ドル円は、米金利の大幅低下にもかかわらず、ユーロ円が年初来高値を更新する動きにつれ一時134.70円台まで上昇、その後も134円台を維持し3営業日ぶりに反発しました。
▶欧州時間:ユーロ反発上昇、ユーロ円年初来高値更新
ドル円は早朝から売りが先行、133.895円まで下げたのち反発しましたが、先週末高値@134.493円を前に上げ渋り134.30円台で東京をクローズ。ユーロドルはオープン前に1.10ドル台に乗せたものの買いは続かず失速、1.0970ドル台まで値を戻し、ポンドドルも先週末高値を上回る1.24514ドルまで上昇後、1.2425ドル付近まで反落し欧州勢を迎えました。
1時過ぎに、ウンシュ・ベルギー中銀総裁の発言をFT紙が報じましたが、タカ派によるタカ派発言ゆえかほとんど材料視されませんでした。
>ウンシュ・ベルギー中銀総裁
「賃金の伸びが鈍化しなければ利上げを継続」
「投資家はユーロ圏の金利ピークを低く見積もり過ぎ」
「預金金利が4%になっても驚かない」
「引き締め過ぎとの兆候はない」
「インフレはまだ正しい方向に向かっていない」
安値圏で欧州時間を迎えたユーロドルは、株価が軟調に推移するなか、欧州金利が低下して始まると1.09662ドルまで下落、結局ここがこの日の安値となりました。ポンドドルも1.24118ドルの安値を付けました。
その後、株価が底打ちするとともにユーロドルも安値から反発するなか、17時独4月IFOが93.6と予想93.4を上振れると欧州金利が上昇を開始。金利の上昇を受け株価は一旦頭打ちとなりユーロドルも上げ渋りましたが、株価が下げ止まると1.10ドルをクリアに上抜け1.1020ドル台まで上昇、つれ高となったポンドドルも東京高値を上回りました。
ユーロドルの上昇につれユーロ円は147.172円を安値にじり高となると18時過ぎには19日高値@147.859円を上抜け年初来高値を更新、19時過ぎには148.30円付近まで上値を伸ばしました。ユーロ円の上昇につれドル円も上昇、19時過ぎにはレジスタンスとなっていた134.50円付近をついに上抜けました。
NY勢参入前には欧州金利はプラス圏を回復、欧州株も下げ幅を取り戻すなか、ユーロドルは1.10ドルちょうど近辺がサポートとなり1.10ドル台を維持。ポンドドルは1.2430ドル近辺は堅く1.2440ドル台で、ドル円は134.60円近辺でNY勢を迎えました。
▶NY時間;米金利低下、ドルじり安
欧州序盤、米金利が持ち直しかけるとドル買いが先行しましたが、ユーロドルは1.10ドル割れが依然堅く、ポンドドルも1.2430ドル割れは一時的で、21時台に入り米金利が失速するとユーロドルは1.1030ドル台まで高値を更新、ポンドドルも1.2450ドル台に乗せ高値に迫りました。
ドル円は21時過ぎに134.731円の高値を付けたのち、米金利の失速とともに反落しましたが、ユーロ円が続伸するなか、押し目は134.40円台にとどまりました。ユーロ円は23時過ぎには2014年12月以来8年4か月ぶりの水準となる148.47円まで年初来高値を更新しました。
23時半、4月ダラス連銀製造業活動指数が-23.4と予想-11.0を下振れると持ち直しかけていた米金利が急低下し安値を更新。ドルは売られ、ユーロドルは小幅に高値を更新、ポンドドルは1.2470ドルに迫り、ドル円は134.30円台まで値を戻しました。
結果的にこれを機に米金利の低下基調は引けまで続いた一方で、独金利は24時過ぎのシュナーベルECB理事による発言(「来週50bpの利上げは検討対象外ではない」など)を受け高値でのクローズに。ドルは薄商いとなるなか全般的にじり安となり、ユーロドルは3時台には1.10499ドル、ポンドドルは1.24847まで上値を伸ばし、ともに高値圏で引けを迎えました。
一方ドル円は、ユーロ円が高止まりしたことから134.20円台までの下押しに止まり、先週末終値から小幅高で取引を終えました。
▶その他
米金利は低下。10年債利回りは3.4901%(-0.0817%)2年債利回りは1.0882%(-0.0934%)でクローズ。
米株は小動き。ダウ平均とS&Pは小幅続伸した一方、ナスダックは小幅反落。
原油は続伸、天然ガスは3日続伸。
金スポット、銀スポットはともに反発。
4/25 (Tue)
米地銀の預金流出から金融システム不安が再び高まり、金利低下・株安となるなか、リスクオフのドル買い・円買いが強まり、ユーロドルおよびポンドドルは前日上昇分を全て吐き出しました。ドル円は欧米金利の低下や株安に伴うクロス円の大幅反落に一時133.30円台まで下落しました。
▶欧州時間:金利低下・株軟調、ドル高・円高
前日NY株式引け後に発表された米地銀ファースト・リパブリック銀行の四半期決算で同行の預金額の大幅減少が明らかになると米金利が低下、ドル円は売りが先行しましたが134円割れは堅く、五十日仲値に向けドル買いが持ち込まれると134.40円台まで反発しました。しかし午後に入りアジア株の下落につれ日経平均が失速すると次第にドル円の上値は重くなり134.15円付近まで値を戻し東京時間を終えました。
高値圏でNYクローズを迎えたユーロドルは、仲値に向けユーロ円が買われると1.10667ドルまで続伸し前日高値を上回りましたが、買い一巡後は株安に伴い1.1045ドル付近まで反落しました。ポンドドルもユーロドル同様1.25064ドルまで高値を更新したのち1.2475ドル付近まで値を戻し欧州時間を迎えました。
また14時前、仏ルモンド紙のインタビューに答えたレーン・ECB専務理事の発言が報じられましたが、ユーロは反応薄でした。
「最近のデータは5月利上げすべきと示唆」
「利上げ停止の適切な時期ではまだない」など。
じり安のなか欧州時間を迎えたドル円は東京引け後に134.10円割れまで下落しましたが、低下基調にあった米金利が安値から反発すると急速に買い戻され東京高値を上回り134.475円まで上昇、この日の高値を付けました。この間、欧州通貨は横ばいに推移したためクロス円は全面高となり、ユーロ円は148.627円まで年初来高値を更新しました。
しかし16時、普段は注目されることのないスペイン3月PPIの大幅減速をきっかけに欧州金利が低下すると米金利も失速、欧米株の下落も重なりドル円は134円手前まで反落しました。高値圏での横ばいが続いていたユーロドルは1.1025ドル付近、ポンドドルは1.2450ドル台へ下落しました。
16:00 スペインPPI(前月比) -2.2% 前回:+2.1%⇒+2.3%
(前年比) -1.0% 前回:+7.8%⇒+8.0% ※2020年12月以来のマイナス
16時半頃には金利の低下も一服、ユーロドルは1.1040ドル台、ポンドドルは1.2470ドル台、ドル円も134.20円台まで値を戻しましたが、18時台に入ると米10年債利回りが再び低下を始め安値を更新。ドル円は134円を割り込むと東京安値を下回り133.80円台まで下落しました。
ドル円の下落につれクロス円も一段安となると、ユーロドルは1.1020ドル割れまで下落、ポンドドルも1.2450ドル台の安値圏でNY時間を迎えました。ドル円は米10年債利回りが下げ止まり、欧州通貨が弱含むなか134.10円付近まで買い戻されました。
▶NY時間:米金利大幅低下・米株安、円買い戻し
NY序盤は米金利の反発に伴いドル買いが先行。ユーロドルは1.1010ドル前後、ポンドドルは1.2425ドル付近へ続落、ドル円は134.25円付近まで買い戻されましたが、21時を回ると米金利は失速、再び低下基調に戻りドル買い戻しも一服となりました。
21時半過ぎにはピル・BOEチーフエコノミストが発言。「金融政策が行き過ぎるリスクがある」「最近の出来事はより高い金利の要求を緩和」「英国のインフレは2年後には2%を下回る可能性」等の内容がハト派的に捉えられたかポンドドルは売られ1.24ドルに迫りました。
22時発表の米住宅価格指数は予想を上振れたものの反応なし。
22時半、米株が弱含みで始まるとユーロドルは1.10ドル、ポンドドルは1.24ドルを割り込みました。
23時、米4月CB消費者信頼感指数が予想104.0に対し101.3にとどまり、リッチモンド連銀製造業指数も予想を下振れると米金利は一段と低下。しかし、欧州金利が「ECB内部では徐々に25bpに傾いている」との観測記事に米金利を上回る速度で低下したことから、ユーロドルは1.0975ドル付近へ続落、ポンドドルは1.23876ドルの安値を付けました。ドル円は対欧州通貨でドル買いが強まるなか下落は133.70円台に止まると、その後しばらく134円ちょうど付近を高値とするもみ合いが続きました。
ファースト・リパブリック銀行が上場来安値更新を続け米株が軟調に推移するなか、ユーロドルはNY昼には1.0960ドル台まで下落、一方ポンドドルはユーロポンドの反落も手伝い安値からじりじりと下げ幅を縮めました。
2時前、ファースト・リパブリック銀行の資産売却に関する報道をきっかけに株価が急落し、持ち直し気味だった金利が失速すると、ドル円は持合いを下放れ売りが加速し3時過ぎには133.374円の安値を付けました。ユーロ円も146.294円まで続落、欧州序盤の高値からの下落幅は2円を超えました。
ユーロドルは引けにかけて小幅に値を戻し1.0975ドル付近で、ポンドドルは1.2410ドル近辺でクローズ。
ドル円は、米株引け後に発表されたマイクロソフトとアルファベットの好決算を受けダウ先物が若干買い戻されたことから133.70円台まで値を戻しこの日の取引を終えました。
▶その他
米金利は大幅低下、10年債利回りは3.3996%(-0.0905%)2年債利回りは3.9544%(-0.1338%)でクローズ。
米株は主要3種数揃って下落。ファースト・リパブリック銀行株は50%安!
原油は3営業日ぶりに反落。天然ガスは4営業日ぶりに反落。
金スポットは続伸。銀スポットは終盤持ち直すも前日から小幅反落。
4/26 (Wed)
ユーロドルが昨年3月31日以来の水準となる1.11ドル目前まで上昇し年初来高値を更新、ポンドドルも上昇し一時1.25ドル台を回復しました。ドル円は米地銀問題で金利が低下、株安となるなか133円目前まで続落しましたが、米金利の反発に伴い133.60円台に戻し結局前日比小幅安で取引を終えました。
▶欧州時間:ユーロ主導でドル売り
ドル円は早朝マイクロソフトとアルファベットの好決算を受け買われるも133.90円近辺は重く、日経平均の下落に伴うクロス円の売りに133.40円台までじり安に転じましたが、前日安値更新には至らず、133.70円付近まで値を戻し引けました。
ユーロドルは1.0970ドル台での横ばいが続いたのち、引けにかけ1.0990ドル付近へじり高に。ポンドドルは仲値後のポンド円売りにも1.24ドル台割れを回避すると1.2430ドル台まで上昇し欧州時間を迎えました。
また、豪第1四半期CPIは予想を上振れたものの前期から減速、3月CPIは予想以上に鈍化したことから豪ドルは0.66ドル手前までじり安となりました。
欧州序盤、ユーロドルはじり高で始まると、15時半過ぎには1.10ドル台に乗せ1.1020ドル台まで上昇、その後も1.10ドル台を維持し底堅く推移しました。ユーロクロスは全面高となり、ユーロ円は147円台を回復、ユーロポンドもじり高が続きました。独仏の消費者信頼感予想上振れもありましたが、欧州金利低下・株安のなかでのユーロ上昇の背景は不明。
17時台に入ると低下が続いていた独10年債利回りも安値から持ち直し、株価も反発するとユーロドルは一段高となり、19時台には1.1060ドル台まで上値を伸ばしました。しかし、前日高値@1.10667ドルを前に上げ渋り、1.1045ドル付近まで値を戻しNY時間を迎えました。
ポンドドルもユーロドルにつれ1.24224ドルを安値にじり高に。ユーロポンドの買いに上値を抑えられながらも20時前には1.2490ドル近辺まで上昇しました。
ドル円はクロス円の買いに133.80円手前まで上昇したのち、米金利の低下につれ133.40円付近へ下落し東京安値を下抜けたのち、米金利の反発にも戻りは限定的で、19時過ぎには対欧州通貨でのドル売りに伴い前日安値@133.374円を下抜け133.30円付近まで下落、軟調地合いのままNY時間となりました。
▶NY時間:米地銀問題に一進一退
20時半過ぎ、ファースト・リパブリック銀行(FRC)に関する報道(「新株購入者候補が揃った」)が好感され米金利が急騰し株価も反発。安値を更新中だったドル円は不意打ちを食らい一転133.85円近辺まで買い戻されました。
21時前には「中国がウクライナと協力を進める」との報道もリスクオンの流れを強めるなか、21時半の米3月耐久財受注(速報値)が予想を上振れる強い結果となると早朝高値を上回る133.943円まで上昇しました。
21:30 米3月耐久財受注・速報値(前月比) +3.2%、予想 +0.7%
(除輸送用機器、前月比) +0.3%、予想 -0.2%
この間、ユーロドルはほぼほぼ1.0440ドル台で膠着、ポンドドルは1.2460ドル近辺までじり安となりました。
ところが22時台に入ると米金利は失速、一気に安値を更新するとドルは売られ、ユーロドルは1.10952ドルまで上昇し年初来高値を更新、ポンドドルも前日高値を上回る1.25149ドルへ続伸し、ドル円も133.10円割れまで下落しました。
22時半、米株は米大手企業の好決算を受け買い先行でスタート。しかしすぐに「政府が現時点では救済に消極的」との報道にFRC株が急落するとダウ平均は反落、持ち直しかけていた米金利も再び低下し、ドル円は133.016円まで安値を広げました。一方、株価の急落にユーロドルは1.0430ドル台、ポンドドルは1.2460ドル台まで上昇幅を縮めました。
23時半過ぎ、FRC株は5ドルを割り込み漸く底を打ち、NY昼にかけ急速に買い戻されると米金利は歩を合わせ急反発、ドル円も安値からの買戻しが強まりました。米金利の上昇は2時頃まで続き、ドル円は133.90円手前まで値を戻しましたが、134円を前に上値は重く上げ渋りました。
3時半過ぎ、「FRCはFRBの連銀窓口貸出へのアクセスを制限される可能性」との報道にFRC株が再び5ドル付近まで下落、米金利も急低下するとドル円は133.50円割れまで反落しましたが、4時台に入るとこれらの動きも落ち着き、引けにかけて米金利が持ち直すと、ドル円は133.70円手前まで戻し取引を終えました。
ユーロドルはNY午後に入るとFRC関連の動きにも全く反応せず、1.1030ドル台で膠着したままクローズ。ポンドドルは高値からの押し目も1.2455ドル前後に止まり1.2470ドル近辺で引けを向かえました。
ドル円は小幅続落。ユーロドルとポンドドルは前日から反発しました。
▶その他
米金利は10年債利回りは3.4485%(+0.0489%)で引け3日ぶりに反発した一方、2年債利回りは前日とほぼ変わらぬ3.9509%(-0.0035%)でクローズ。
米株はダウ平均、S&Pは続落。ナスダックはマイクロソフトの好決算を好感し3日ぶりに反発しました。
原油は74ドル台へ続落、月初からの上昇分を吐き出しました。天然ガスは続落。
金スポットは2000ドル台が重く3日ぶりに反落。銀スポットは続落しました。
4/27 (Thu)
米地銀問題が一旦落ち着くなか、米第1四半期コアPCEの予想上振れに米金利が上昇、ドル買いが強まると、ユーロドルは1.10ドルを割りこみ、ポンドドルは1.24ドル台前半へ下落、ドル円は一時134円台を回復しました。NY午後に入っても米金利は続伸しましたがドル買いは続かず、ドル円は133.90円台、ユーロドルは1.1020ドル台に値を戻しクローズ。ポンドドルに至っては1.25ドル目前まで高値を更新し取引を終えました。
▶欧州時間:ドル円軟調
ドル円は早朝から売りが先行し133.40円近辺まで下げましたが、仲値に向け133.70円付近まで買い戻され、その後は133.50円台でもみ合いに。午後に入るとじり高に転じ133.70円台に乗せたのち133.60円台で引け、30銭程度の小動きに終わりました。
ユーロドルは1.1035ドル付近を底に1.1060ドル台までじり高。ポンドドルは1.2465ドル付近を安値に1.2480ドル台へ上昇し高値圏で欧州時間を迎えました。
欧州序盤、ドル円は買いが先行し133.85円付近まで上昇後、米金利の低下につれ133.60円付近まで反落。米金利が再び上昇を始めると17時過ぎには前日高値に並ぶ133.941円まで上昇しましたが米金利が続伸するなか上げ渋り、18時台に入り米金利が失速するとじり安に転じ133.60円割れまで値を戻しNY時間となりました。
ユーロドルは高値圏で欧州勢を迎えたものの上値を試すことなく徐々に上値を切り下げ、19時頃には早朝安値1.1035ドル付近まで値を戻し東京時間の上げ幅を吐き出しました。
ポンドドルも1.2480ドル台から反落、16時前には東京安値を下抜けると、19時前には1.2460ドル台まで下げ幅を拡大しました。
19時半頃、ダウ先物が急騰するとユーロドルは1.1040ドル台、ポンドドルは1.2460ドル台に値を戻しNY時間を迎えました。
▶NY時間:米金利急騰もドル買いは限定的
NY序盤はドル売りが先行、ドル円は133.30円割れまで下落、ポンドドルは1.2490ドル手前まで上昇し東京高値を僅かに上回りました。一方ユーロドルはユーロクロスの売りに1.1030ドル付近まで逆行安となりました。
21時半、米第1四半期GDP速報値は予想以上に減速、個人消費も予想を下回ると、マーケットは直後にドル売りで反応しましたが、コアPCEが予想を上回ったことから米金利が上昇するとドルは切り返し上昇に転じました。
21:30 米・第1四半期GDP・速報値(前期比年率) +1.1%、予想 +1.9%
個人消費(前期比年率) +3.7%、予想 +4.0%
コアPCE(前期比年率) +4.9%、予想 +4.7%
新規失業保険申請件数 23.0万件、予想 24.8万件
ドル円は133.242円の安値を付け反発すると前日高値を上抜け134円台を回復、ユーロドルは1.1057ドル付近から1.10ドルを割り込み、ポンドドルは1.25ドル手前まで高値を更新後、一転1.24372ドルの安値を付けました。
23時、米3月中古住宅販売仮契約が予想を大きく下振れる結果にドル買いは漸く一服。米株が寄り付きから上昇すると欧州通貨は反発し、結局ここがこの日のドルのピークとなりました。
23:00 米3月・中古住宅販売仮契約(前月比) -5.2% 予想 +0.8%
(前年比)-23.3% 予想 -20.7%
米金利はその後も引け間際まで上昇が続きましたが、ドル買いにはつながらず、ドル円は133.80円台まで下げたのち133.90円台でクローズ。ユーロドルは1.1030ドル手前まで戻し引けは1.1020ドル台。ポンドドルは月末前のユーロポンド売りにも支えられ、引け直前には1.24990ドルまで上昇し高値引けとなりました。
▶その他
20時、トルコ中銀は政策金利を8.50%に据え置きました。据え置きは2会合連続。予想通りの結果にトルコ円は動意薄でした。
米金利は上昇。10年債利回りは3.5204%(+0.0719%)2年債利回りは4.0682%(+0.1173%)で引けています。
米株は大幅上昇。ダウ平均の上昇は500ドルを越え、S&Pとともに3日ぶりに反発。ナスダックも大幅続伸しました。
原油は74ドル付近で下げ止まり3日ぶりに小幅反発。天然ガスも3日ぶりに反発しました。
金スポットは小幅続落。銀スポットは3日ぶりに反発しました。
4/28 (Fri)
日銀は、植田総裁のもとで初めてとなる金融政策決定会合を開き、今の枠組みでの大規模な金融緩和策を維持することを決めました。
これにより円が売られ136円台で取引を終えています。
まとめ
チャートを見ると137円を目指していきそうです。
日本は来週はゴールデンウィークです。
資金管理をしっかりして急変動に備えましょう。
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