約定率が高い、低いという言葉が出てきますが、そもそも「約定率」とは一体何なのでしょうか?
ここでは約定率について解説していきます。
約定率とは
約定率とは、注文を出した時に、意図した通りに成立する確率です。
例えば、ドル円を135.000円で買いたい(売りたい)という注文を出したときに、
買値(売値)が135.000円であれば約定率100%となります。
↑上記の注文を100回出して100回すべて135.000円で約定すれば、約定率100%です。
では、約定率が低くなるのはどういう理由でしょうか?
それは、「スリッページ」と「約定拒否」が関係してきます。
スリッページとは
マーケットの状況により、注文時の画面に表示されている価格(注文レート)と、約定した価格(約定レート)が異なる場合があります。注文レートと約定レートの差を「スリッページ」といいます
俗にいう、「滑る」という事です。
値動きが激しいときなどには、注文時の提示レートではなく少しずれたレートで約定することがあります。例えばドル円が135.000の時に注文を出したのに、実際には105.003で約定していた、という具合です。これはスリッページと呼ばれており、約定率の計算において約定した数に含めるFX会社が多いため、約定率からは判断することができません。FX会社を選ぶ際には、約定率だけでなく、どの程度スリッページが発生するかにも注意を払う必要があります。
各社スリッページの値幅設定をすることができるので、許容するスリッページ幅を超える注文は約定しないということも可能です。
体験としては、価格の急変動時(乱高下している時)に注文を出した際、何度か経験したことがあります。
約定拒否とは
約定拒否とは、FXのトレードで注文を出しても、約定されない状態のことです
なぜそのような事が起こるのでしょうか?
FXはその仕組み上、投資家が利益を出せばFX会社が損をして、投資家が損失を出せばFX会社が儲かるようになっています。
そのため急な市場の変化でFX会社に大きな損失が出てしまうようなときは、約定拒否が起こることもあります。
「損切りできない」「買いたいタイミングで買えない」など、約定拒否は投資家には不利にはたらくことが多いです。
約定拒否はいままで経験したことがないので、そこまで気にすることはないかと思います。
まとめ
証券会社を選ぶにあたり約定率が重要になります。
約定率に影響を与える、「スリッページ」「約定拒否」をチェックすることが重要となってきます。
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