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為替相場 今週の振り返り(5/1-5/5)

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日本ではゴールデンウィークという事もあり難しい相場が続きました。

それでは振り返って参りましょう。

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5/1 (Mon)

欧州が休場となるなか、米4月ISM製造業景況指数の予想上振れをきっかけに米10年債利回りが急騰するとドルは買われ、ユーロドルは1.09ドル台半ば、ポンドドルは1.24ドル台後半へ下落しました。ドル円は137円台半ばへ続伸、クロス円も上昇し円は連日の独歩安となりました。

▶東京~NYオープン:円若干買い戻し

週明けのドル円は136円台を維持したまま仲値に向け上昇、136.80円手前では一旦上げ渋りましたが、東京昼過ぎには136.947円まで上値を伸ばしクローズ。ユーロドルは先週末高値@1.10447ドルを超えることなく1.10ドルちょうど付近まで値を戻し安値圏でクローズ。ポンドドルはオープン前の強さを保てず1.25ドル台半ばへ反落し東京時間を終えました。

アステラス製薬は、米アイベリック・バイオを約59億ドルで買収すると発表しました。先週末ドル円急騰の原因はこれであったか。。。不明ですが。

大陸、ロンドンともに休場で取引が細るなか、ユーロドルは1.10ドルちょうどを挟んでの小動きが続き、1.0990ドル割れから1.1010ドル付近へ戻すなかNY勢を迎えました。ポンドドルは1.2515ドル付近まで下落後に1.2530ドル台で、ドル円は19時過ぎに136.60円割れまで押し戻されたのち136.65円付近でNY時間入りとなりました。

▶NY時間:米ISM後の米10年債利回り急騰、ドル全面高

ドル円は136.60円台が底となり136.90円付近まで値を戻したのち136円台後半でのもみ合いに。
欧州通貨は序盤からじり高となりましたが、ユーロドルは1.1035ドル付近、ポンドドルは1.2560ドル近辺で買戻しは一巡し失速するなか、米4月製造業PMI確報値は下方修正されたものの反応なし。15分後、4月ISM製造業景況指数が予想4を上振れると米10年債利回りが急騰、ドルは全面高となりました。

22:45 米4月製造業PMI・確報値 50.2、予想 50.4

23:00 米4月ISM製造業景況指数 47.1、予想 46.7

反落基調にあったユーロドルはNY昼過ぎには1.09647ドル、ポンドドルは1.24815ドルの安値を付け、ドル円は137円台に乗せると米10年債利回りの上昇に歩を合わせ137.50円手前まで上値を伸ばしました。

米10年債利回りは4時半過ぎまでほぼ一本調子で上昇、ドル円は137.533円まで高値を更新し137.40円台の高値圏で取引を終えました。

ユーロドルは米10年債利回りが続伸、米株が失速するなか1.0975ドル付近まで値を戻し、ポンドドルは1.2495ドル付近でこの日の取引を終えました。

▶その他

米金利は上昇。10年債利回りの引けは3.5681%(+0.1461%)2年債利回りは4.1407%(+0.1343%)。
米株は小幅ながら反落。NY午後に主要3指数揃ってマイナス圏へ沈みました。

原油、天然ガスはともに3営業日ぶりに反落しました。

金スポットは反落。銀スポットはNY午前に急騰したものの上昇を吐き出し3営業日ぶりに反落しました。

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5/2 (Tue)

破綻したファースト・リパブリック銀行の資産がJPモルガン銀行に引き取られ株価は上昇、金融危機も一段落と思われたのも束の間、この日は矛先は他の米地銀に向けられ米株は急落、米金利は低調な米指標結果も重なり大幅に低下しました。東京時間には137.70円台まで上値を伸ばしたドル円は136.30円台まで値を下げ、4営業日ぶりに大幅反落。ECB銀行貸出調査結果を受け1.0940ドル台まで下落したユーロドルは米金利の低下に1.10ドル台を回復し4営業日ぶりに反発。一方ポンドドルはユーロポンドの反発に上値を抑えられ続落して取引を終えました。

▶欧州時間:欧州通貨軟調、ドル円じり安

今週の政策金利三番勝負の第一弾、RBAは据え置き予想に対し3月会合以来となる25bpの利上げを決定、政策金利を3.85%としました。また、声明で追加利上げの可能性が示唆されると、豪ドルは0.66ドル台前半から0.67ドル台前半へ急騰しました。この結果に米10年債利回りが低下幅を縮めると、ドル円は137.774円まで上昇、この日の高値を付けました。しかし米10年債利回りが前日終値を前に失速するとドル円の上昇も一服、137.60円近辺で欧州時間となりました。

安値圏で前日の取引を終えたユーロドルは、1.09676ドルを安値に1.09941ドルまで反発。豪ドル上昇時にはユーロ豪ドルの売りに上値を抑えられ小動きにとどまり1.0980ドル台でクローズ。ポンドドルもユーロドル同様の動きとなり1.2485ドル付近から1.25118ドルの高値を付けたのち1.2495ドル付近へ値を戻すなか欧州勢を迎えました。

15時ドイツ3月小売売上高は前月比予想+0.4%に対し-2.4%と大きく下振れ。もっとも前月分が-1.3%から-0.3%へ、前年比も-7.0%から-5.8%に上方修正されたせいか反応は薄く、休暇明けの欧州金利が高く始まるとユーロドルは1.1006ドル付近まで上昇しました。じり安となっていたポンドドルも1.2490ドル割れまで下げたのち1.2511ドルまで上昇し、東京高値に迫りました。

しかし、16時台に入りスペイン、イタリアと4月製造業PMIが下振れると欧州金利は失速。フランス、ドイツ、ユーロ圏は上方修正されたものの反応は鈍く上昇幅の縮小が続くなか、注目のユーロ圏銀行貸出調査において第一四半期の与信基準が予想以上に引き締まったことや、企業の借り入れ需要の減少が明らかになると欧州金利は一段と低下、ユーロドルは早朝安値を下抜け1.0960ドル付近まで下値を広げました。つれ安となったポンドドルも1.2465ドル付近まで安値を更新。4月英製造業PMIの大幅上昇修正にも戻りは1.2490ドル付近に止まると、ユーロ圏4月HICPコア指数の10か月振りの減速に1.0950ドル割れまで一段安となったユーロドルにつれ1.2455ドル付近まで続落しました。

16:15 スペイン4月製造業PMI 49.0 予想 50.0 前回 51.3
16:45 イタリア4月製造業PMI 46.8 予想 49.5 前回 51.1
16:50 フランス4月製造業PMI(確報値)45.6 予想/速報 45.5
16:55 ドイツ 4月製造業PMI(確報値)44.5 予想/速報 44.0
17:00 ユーロ圏4月製造業PMI(確報値)45.8 予想/速報 45.5

17:30 英国  4月製造業PMI(確報値)47.8 予想/速報 46.6

18:00 ユーロ圏・4月HICP速報値 (前月比)+0.7% 予想 +0.7%
(前年比)+7.0% 予想 +6.9%
コア(前年比)+5.6% 予想 +5.7%

その後は安値圏でのもみ合となったユーロドルは1.0950ドル台、ポンドドルは1.2470ドル近辺でNY時間となりました。

一方ドル円は、欧州序盤のユーロ円の買いにも上昇は137.728円に止まると以降はじり安に転じ、19時過ぎに137.30円台まで下げましたが東京安値には届かず、137.50円台まで戻すなかNY勢を迎えました。

▶NY時間:米金利大幅低下・米株下落・ドル円続落

NY序盤は米10年債利回りの低下に伴いドル売りが先行、ドル円は東京安値を下回る137.246円まで下落、ユーロドルは1.0976ドル、ポンドドルは1.2480ドル台まで値を戻しました。しかし、米10年債利回りは直ぐに持ち直し22時過ぎまで低下幅縮小が続くとドルは反発。米株が売り先行で始まると、ユーロドルは1.09426ドル、ポンドドルは1.24365ドルまで下落し各々この日の安値を付けました。一方ドル円はクロス円の売りに上値は重く反発は137.60円にも届きませんでした。

23時、金曜日の米雇用統計の前哨戦となる3月JOLT求人数は予想を下振れ、3月製造業受注も予想を下回ると回復基調にあった米金利は急低下しドルは一転全面安となりました。

23:00 米3月JOLT求人数 959.0万件、予想 973.6万件

米3月製造業受注(前月比)+0.9%、予想 +1.1%

米3月耐久財受注・確報値(前月比) +3.2% 予想 +3.2%
(除輸送用機器)+0.2% 予想 +0.3%

ドル円は137円割れではボトムピック的な買いが見られ、しばし下げ渋りましたが、米金利が低下幅を広げる動きには抗えず136.40円割れまで下落。欧州通貨は米地銀株の急落につれ米株が大きく値を下げたことから当初上げ渋りましたが、23時半過ぎにはポンドドル主導で上昇、その後ユーロポンドが買われるとユーロドルはポンドドルを上回る上昇となり、NY昼過ぎには1.10ドル台を回復しました。

NY午後に入ると米金利は漸く下げ止まりましたが反発力は弱く安値圏でのもみ合いに。ユーロドルは5時前には1.10076ドルまで上昇し僅かながら高値を更新した一方、ポンドドルはユーロポンドの買いに上値が重く、1.24ドル台後半でのもみ合いに終始。ユーロドルは1.10ドルちょうど付近で引け4日ぶりに反発、ポンドドルは1.2470ドル近辺で引け続落しました。

ドル円はNY昼過ぎに136.317円まで安値を更新したのち反発したものの136.70円付近は重く、136.50円台で引け4日ぶりに反落しました。

株安に伴いクロス円は反落、一時ユーロ円は150円、ポンド円は170円を割り込みました。終盤、米株が下げ幅を縮めたことから若干値を戻したものの5日ぶりの反落となりました。

▶その他

米金利は低下。10年債利回りは3.4239%(-0.1442%)2年債利回りは3.9613%(-0.1794%)で引け、ともに前日の上昇分を全て吐き出しました。

米株は大幅続落。ダウ平均の下落幅は一時600ドルを超えましたが引けにかけ300ドル台まで下げ幅を縮めました。

原油は71ドル台へ大幅続落。天然ガスも続落しました。

金スポットは2000ドル台を回復しここ2週間のもみ合いを上抜けました。
銀スポットはNY時間に切り返し前日から反発しました。

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5/3 (Wed)

FOMCが市場予想通り25bpの利上げを決定。声明文から追加利上げ示唆の文言が削除されたことからドル売りが強まりました。パウエル議長会見に向け一旦ドルは買い戻しが強まりましたが、会見が終わると失速。引け間際には米地銀に関する報道に米金利は低下幅を拡大、米株先物は一段安となるなか、ドル円は134円台後半で安値を更新するなか引けを迎えました。欧州通貨は株安に上値は重く、ユーロドルは1.1060ドル台、ポンドドルは1.2560ドル台で取引を終えました。

▶欧州時間:米金利低下・ドル安

東京はGWで連休開始となるなか、8時半頃、ホワイトハウスから「現状FRBの利上げは銀行業界へ悪影響を及ぼしている」との利上げを牽制する声明が出た模様で、マーケットはしばらく反応が無かったものの、9時台に入るとドル円は徐々にじり安傾向が強まり、10時過ぎには前日安値@136.317円を下抜け135.90円台まで下落、その後の戻りも136.10円台に止まると135.882円まで安値を更新し136円割れで欧州時間を迎えました。

ユーロドルはNYクローズ直後の1.10007ドルが安値となり、12時過ぎには1.1030ドル付近までじり高となったのち1.1020ドル付近で、ポンドドルは1.24681ドルから1.24927ドルへ上昇し高値圏で欧州時間を迎えました。

欧州序盤、米金利が上昇して始まりドル買いが先行しましたが、米金利は直ぐに失速しマイナス圏へ沈むと、ドル円は136.102円を高値に再びじり安基調に戻り、20時前には135.50円を割り込んでNY勢を迎えました。

ユーロドルは1.10147ドルまで売られたのち反発しましたが、軟調なクロス円に上値は重く反発は1.1040ドル台止まりで1.1030ドル付近へ小幅反落、ポンドドルも1.24823ドルを底に上昇は1.2530ドル台に止まると1.25ドル手前まで値を戻しNY時間となりました。

18時ユーロ圏3月失業率は6.5%と予想6.6%を下回り史上最低を更新しましたが、ユーロドルの反応は限定的でした。

▶NY時間:FOMC声明文を受けドル安

前日のJOLT求人件数の予想下振れに反し、この日のADP雇用者数は予想を上回りましたが、ドルの買い戻しは一時的で基調の弱さを確認する結果となりました。ドル円は135.50円割れから反発したものの136円には届かず失速すると135.20円台まで安値を更新しました。ユーロドルは1.1020ドル台まで売られたものの直ぐに1.1040ドル台へ値を戻し、ポンドドルも1.2480ドル台から1.2510ドル台へ持ち直しました。

21:15 米4月ADP民間雇用者数 +29.6万人 予想 +14.8万

米4月サービス業PMI確報値は0.1下方修正されましたが材料視されず。23時、ISM非製造業は予想を僅かに上回りましたが、内容的にサービス需要の軟化が意識されるとドル安の流れが強まり、ドル円は24時過ぎには135.10円を割り込みました。

クロス円の下落に上値の重かったユーロドルは1.1060ドル手前まで上昇、ポンドドルは欧州高値を上抜けるとユーロポンドの下落に支えられじりじりと上昇し2時半過ぎには1.2560ドル台に乗せました。

22:45 米4月サービス業PMI確報値 53.6、予想 53.7

23:00 米4月ISM非製造業景況指数 51.9 予想 51.8

3時、注目のFOMCは市場予想通り25bpの利上げを決定、声明で「いくらかの追加引き締めが適切となる可能性を見込む」との追加利上げを示唆する文言が削除されるとマーケットはドル売りで反応、発表直前に135.40円台まで値を戻していたドル円は134.85円付近まで下落しましたが、135円割れの買い意欲は強く135.50円まで値を戻しパウエル議長会見待ちとなりました。

ユーロドルは発表直後に1.10907ドルまで高値を更新したものの、年初来高値@1.10952ドルに一歩及ばす1.1050ドル台へ反落、ポンドドルは1.2588ドルまで上昇、僅かながら年初来高値を更新したのち1.2550ドル台へ値を戻しました。

3時半から始まったパウエル議長の会見では、冒頭部分で「インフレ目標への回帰に強くコミットする」と述べると、ドル円は続伸しましたが135.70円付近で上げ止まり、その後は135.40円台を底に135.50円を挟んでのもみ合いが続きました。

4時前には「十分抑制的な水準は遠くない。すでに到達した可能性もある」との発言にもレンジ下抜けに失敗、4時過ぎ「FOMCのインフレ予測では利下げを支持しない」との発言に上値をトライするも135.70円には届かず仕舞いで、会見は終了しました。

会見終了に前後して米金利が急低下、米株も下落するとドル円はレンジを下放れ下落を開始、134.90円台まで下げましたが安値を前に下げ止まり135.20円台へ反発、この日も終了かと思われましたが、米株引け後、「米地銀パックウエスト・バンコープは売却を含めて戦略的選択肢を検討」と報じられるや米金利は再び低下、米株先も一段安となり、ドル円は134.70円台まで安値を更新するなか引けを迎えました。

NY引け後にドル円はさらに下値を広げ、7時半過ぎには134.399円を付けています。

米金利低下、米株安でドル売り・クロス円売りとなるなか、欧州通貨は小幅高に止まり、ユーロドルは1.1060ドル台、ポンドドルは1.2565ドル近辺で引けを迎えました。

▶その他

米金利は前日に続き低下。10年債利回りは3.3356%(-0.0883%)で安値引け、2年債利回りは3.8048%(-0.1565%)でクローズ。

米株は3日続落し安値引け。引け後に米地銀パックウエスト・バンコープに関する報道に引け後にダウ先物は一段安となりました。

原油は一時68ドルを割り込み3日続落。天然ガスも3日続落。

金スポットは続伸し年初来高値に迫り、銀スポットも続伸しました。

5/4 (Thu)

ECB理事会が25bpの利上げを決定。声明ではAPP(資産購入プログラム)再投資の7月停止を明言、ラガルド総裁の会見もタカ派寄りでしたが、米地銀問題で株安・金利低下が続くとユーロドルは下落、一時1.10ドルを割り込み、終盤の戻りも鈍いまま1.1010ドル台で引け3営業日ぶりに反落しました。ドル円は一時133円台半ばまで下げ先週の日銀会合後の上昇分を全て吐き出したのち、134.30円台まで値を戻したものの3日続落。ポンドドルは小幅ながら年初来高値を更新、その後も1.25ドル台半ばは堅く高値圏で取引を終えました。

▶欧州時間:ドル円は安値更新後、高値更新も失速、欧州通貨弱含み

引け間際の米地銀問題による米金利低下・米株安に伴い安値を更新するなか前日NYを終えたドル円は134.347円で漸く下げ止まったものの、東京不在のマーケットは動意に欠け、134.628円を戻り高値にもみ合いに終始し134.45円近辺で欧州時間を迎えました。

ユーロドルは早朝の1.10581ドルを安値に1.10873ドルまで上昇し引けは1.1084ドル付近、ポンドドルは1.25606ドルを底に1.25915ドルまで年初来高値を更新し1.2585ドル近辺でともに強含みのままアジア時間を終えました。

欧州序盤はドル売りが先行したものの、株安・米金利上昇となるなかドル売りは続かず、ユーロドルは1.10913ドル、ポンドドルは1.25927ドルを高値にじり安に転じました。16時台から順次発表された4月サービス業PMIは区々の結果で、ユーロ圏全体では0.4下方修正されましたがマーケットへの影響は軽微でした。

18時過ぎにはユーロドルは1.1030ドル台、ポンドドルは1.2550ドル台まで下落しましたが、18時ユーロ圏3月PPIが若干上振れしたのを機に反発すると、ユーロドルは1.1060ドル近辺、ポンドドルは1.2570ドル付近まで値を戻しNY勢を迎えました。

18:00 ユーロ圏3月PPI(前月比)-1.6%、予想 -1.7%
(前年比)+5.9%、予想 +5.8%

ドル円は134.15円近辺まで下落し先週日銀会合後のギャップを埋め売りは一服、米金利の上昇につれ反発するとアジア高値を上抜け16時半過ぎには134.80円台まで上昇しました。その後は米金利が上げ渋るなか株価が失速するとクロス円の売りにつれじり安に転じ134.40円台でNY時間となりました。

▶NY時間:ユーロ反落、ポンド堅調、ドル円3日続落

21時15分、ECB理事会は市場予想通り25bp利上げし政策金利を3.75%としました。「APP再投資を7月で停止」との声明文に反応し欧州金利は上昇しましたが、50bp利上げ予想の向きも残っていたためか金利は直ぐに急低下、ユーロドルは1.1080ドル台から1.1030ドル台へ下落しました。

21時半になり発表された米第1四半期非農業部門単位人件費が予想を上回る上昇となり米金利が上昇、ドル買いが強まるとユーロドルは1.10ドルちょうど目前まで一段安となりました。

その後、ラガルド総裁が会見でインフレに懸念を示し、利上げ停止を否定するなどのタカ派寄りの発言が続くなか、欧州金利の上昇に伴ってユーロドルは反発しましたが、戻りは1.1050ドル台に止まり、米地銀問題で米株が下落、金利が一転急低下するとユーロドルは再び売り込まれ、24時前には1.09866ドルの安値を付けました。

24時台に入り欧州金利の低下は一服、一方米金利は低下が続いたことからユーロドルは1.1030ドル台まで反発しましたが、2時台に入り米金利が持ち直し始めると1.1010ドル台へ失速、引けにかけては横ばいとなり取引を終えました。

一方ポンドドルは、ECB決定以降ユーロドルにつれ下落、米指標結果を受けたドル買い局面では1.25491ドルの安値を付けましたが、ユーロポンドの売りに支えられ逆行高となると、23時半過ぎには1.2597ドル近辺まで年初来高値を僅かながら更新しました。その後も押し目は1.2560ドル台に止まると1時台には再度1.26ドルをトライしましたが1.25979ドルまで。引けにかけては1.2070ドル台へ値を下げ小幅続伸で取引を終えました。

ドル円はECB直後に134.30円台で下げ止まると、米経済指標結果を受けた米金利の上昇につれ134.878円の高値を付けましたが、米地銀問題で米株が急落すると一転売りが強まり23時台には134円を割り込み133.80円台まで下落しました。

23時半過ぎ、渦中の米地銀が身売り報道を否定し米銀行株指数が下げ止まるとドル円も売り一服となりましたが134.15円近辺は重く、米金利が安値を付けた1時過ぎには安値となる133.501円まで一段安となりました。

NY午後に入り米金利が反発、低下幅を縮めるとドル円も漸く買戻しが強まり、134.35円近辺まで値を戻し3日続落でこの日の取引を終えました。

▶その他

米金利は区々。10年債利回りは米地銀の破綻連鎖への懸念から低下に転じる局面もありましたが、NY午後に持ち直し3.3787%(+0.0431%)でクローズし3営業日ぶりに上昇。一方2年債利回りはプラス圏に戻しきれず3.7903%(-0.0145%)で引け3日連続で低下しました。米株は終盤下げ幅を縮めたものの3日続落。

原油は早朝の急落分を取り戻し4営業日ぶりに小幅反発。天然ガスは4日続落。

金スポットは2000ドル台を維持し3日続伸。銀スポットも3日続伸、高値圏で引け年初来高値に迫りました。

5/5 (Fri)

米雇用統計の強い数字を受け上昇し、135.00円台に乗せたものの売り圧力が強く134円台後半で取引を終えています。

まとめ

長い休みが終わり来週から本格的に相場が始まります。

米地銀の破綻問題がくすぶっている中、sell in mayとなるのかどうかに注目です。

値幅は小さいもののボラティリティが高く方向感のない相場が続いておりますので、資金管理をしかりして取り組みましょう。

チャート形状は下がりそうにみえますがはたして、、、。

 

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